長寿命化事業

ヨシモトエンジニアリング株式会社では、50年以上の歴史を持つ総合ポールメーカー「ヨシモトポール株式会社」のノウハウを基に、「点検・診断」「補修・補強」「更新・新設」の3段階の長寿命化ソリューションを提供しています。

点検・診断YOSHIMOTO ENGINEERING

非破壊検査
非破壊検査

ヨシモトエンジニアリング株式会社では、自走式超音波センサーを利用して鋼管柱の最も腐食しやすい地際部中心に非破壊調査を行っています。地際下部を調査するための一般的な基礎コンクリートの「はつり工事」が必要ないため、調査工程を大幅に省略し、工期やコストだけでなく、騒音や廃棄物まで大幅に減少させるメリットがあります。調査にかかる時間は、自走式のセンサーを取り付けてから調査し撤去するまで約20分ほどで済みます。他の方法に比べて調査効率が高いので、多様な環境での調査が可能です。

補修・補強YOSHIMOTO ENGINEERING

YCK工法
YCK工法

CFRTP(熱可塑性炭素繊維)シートという素材をポールが腐食等で劣化している箇所に巻きつけ接着する補修・補強工事です。CFRTPシートは鉄の約10倍もの比強度を誇り、腐食の進行を阻止する働きから約10年間ポールの寿命を延ばす効果があります。熱可塑性があり、幅広い鋼管径に対応できるのも大きな特徴です。作業工程も、接着剤を塗布したポールにCFRTPシートを貼り付けるだけのシンプルなものなので、スピーディかつ施工コストを軽減させることが可能です。

更新・新設YOSHIMOTO ENGINEERING

Gブロック
Gブロック

ヨシモトポール株式会社が、コンクリート二次製品を用いて開発した水切りブロックがGブロックです。地際部の水たまりは、腐食の要因となるため、ポールを長寿命化するには水切りが必要になります。Gブロックはモルタル・コンクリート練り込み工程や養生期間を必要としないので、期間の大幅減少が可能です。現場でブロックを組み付けて設置するだけなので、手間と時間がかかりません。

地際防食塗装
地際防食塗装

ポールは、土壌とコンクリートの間に流れている電流によっておきる腐食「マクロセル腐食」や、犬の尿によって発生するアンモニウムイオンが原因の「地際腐食」の危険にさらされています。地際防食塗装は、設置したポールをそのような腐食のリスクから守るために行われる防食方法です。

EVAコーディング
EVAコーディング

EVA(変性EVA樹脂)コーディングは、有機溶剤を使用しない環境に優しい粉体塗装技術であり、海浜部や工業地域でよく防食機能を発揮します。400μm以上の厚膜でコーティングする重防食塗装です。

ベースフロン
ベースフロン

環境への負担が少ないことと、低コストが特徴なのがベースフロンという技術です。フッ素樹脂を用い、強い分子結合を利用しているので、経時劣化が少ない耐久性のある塗膜が特徴です。